春のこわい病害"モニリア病"
りんごを作るうえでとても大切なのは病害虫を上手に防除することです。 そんな病害虫の中でも、寒い地方に多いのが"モニリア病"という病気で昔は青森など冷涼な産地の風土病とまで言われました。
モニリア病の"株グサレ"症状。
この病気は春先から花が咲き終わる頃まで感染し、被害をもたらすこわい病気で、多発すると生産量にも大きな影響を及ぼします。 感染の原因は肉眼では見えないような小さなキノコから胞子を飛ばし、りんごが芽吹いたころから感染をはじめ、花が咲いている時にかけて感染のピークを迎えるので、発生が多いような園地では気をつけなくてはいけません。
実グサレの様子
写真は"実グサレ"という症状です。
この病気は冷涼で雨が多かったり、園地が湿っているような条件で発生が多くなります。
摘み取った被害を受けた葉っぱや小さい実
ですから、芽吹いたころから花が咲くまでのおよそ20日くらいはしっかりした防除が必要なのですが、近年困っているのが、人手不足による管理が全くされていない放任園や管理の悪い粗相園、そして過剰な無農薬栽培信仰です。
写真は当園の3か所あるうちの一か所の園地で摘み取った被害を受けた葉っぱ等です。 りんごを食べてくださっている消費者の方々にも、マスコミなどの一方的な無農薬栽培だけを鵜呑みにするのではなく、冷静な立場で改めて無農薬も含めて栽培方法に関心を持っていただくとともに、りんごだけでなく、食に携わるすべての生産者の中から、本当に正直で信頼される、生産者の仲間にも消費者にも支持されるような方を見つけてほしいと願っています。 |
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